『旋風の用心棒 胡蝶の記憶』をより楽しめる情報を求めて、
ロデオ社員、ロデミとパンサーが開発スタッフにインタビュー!
実機やマイスロコンテンツで読み解くオリジナルストーリーを展開した
本作の開発秘話や、開発スタッフならではの楽しみ方やお得情報を聞いてきました!

■プロフィール

ロデミ

ロデオ女子社員。ブログロデオで活躍中!前作ではかなりやられました・・。

パンサー

ロデオ男子社員。同じくブログロデオで活躍中!前作は正直あまり打ってませんでした・・。今回は打ち込みます!
【第1回】

■今度の旋風の用心棒はオリジナルストーリー

ロデミ:
本日はお集まり頂きありがとうございます。といっても、いつものロデオの会議室ですが(笑)今日は開発のみなさんに「旋風の用心棒〜胡蝶の記憶〜」についてストーリー制作を中心にじっくり聞いてみたいと思います。早速ですが、まずは最初に自己紹介をお願いします。

バンジージャンパー:
プロジェクトリーダーのバンジージャンパーです。いたるところに顔を出して文句を言う係です(笑)最近、世界一高い場所(233m)からのバンジーやりました。よろしくお願いします。

パンダ五号:
世界観の設定を担当しました。パンダ五号といいます。皆さんに楽しんで頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。

たい焼きさん:
映像演出やコンテなどをやりました。たい焼きさんと申します。旋風の用心棒は大好きなので開発には気合いが入りました。よろしくお願いします。

ロデミ:
ありがとうございました。実のところ、みなさん顔出し&名前出しがNGということでこんなペンネームになっていますが、読者の皆様、何卒ご了承下さい(笑)

パンサー:
それでは、まず、今作のストーリーについて伺って参ります。前作の旋風の用心棒は、原作のアニメがあった上での、パチスロ機の開発だったわけですが、今回はオリジナルで、しかもミステリー仕立てのストーリーを作られたのは、いままでにないチャレンジだったと思います。その辺の経緯を詳しく伺ってよろしいでしょうか?

パンダ五号:
はい。まず、はじまりから申し上げますと、旋風の用心棒の続編をやるというお話が最初に決定した段階で、前作の物語をそのまま借りるのではなく、タイトルを借りてオリジナルのストーリーを進めようという話は、すでに決まっておりました。オリジナルと言うことで自由ではあるのですが、旋風の用心棒というタイトルなので、あの雰囲気は絶対踏襲しなければならないと思いまして、ストーリーよりも、まずは骨格となるキャラクターと相関図を作ることにしました。

ロデミ:
キャラクターはどうやって固めていったのですか?

パンダ五号:
旋風の用心棒なので、当たり前ですけど、主人公の丈児(じょうじ)ですよね、それと女将さんとみゆき。ここまでは簡単に決まりした。次に敵をどうしようかと考えたときに、何かいわく付きの人物を配置したいと思いまして、それがいまのジョーカーになりました。ただ、ジョーカーがぽつんと一人でいてもストーリーが盛り上がらないので、サザランドカンパニーという組織を作って、ボスのキングや、クイーン、ジャックを配置しつつ、ジョーカーはボスの右腕として特別な存在感を持ったキャラクターにすることにしました。このような流れで、基本となる人物相関図をまとめていきました。

ロデミ:
マスターも今回はいますよね?

パンダ五号:
実は、ストーリーのとの兼ね合いで、マスターを出すかは悩んだのですが、やっぱりパチスロとしての演出として、「あいよー」とラーメンを出すおなじみの演出を使いたいので、結局、今回も登場して頂くことにしました。

ロデミ:
前作でも定番の演出ですからね。ラーメンファンとしてもはずせないキャラクターだと思います(笑)

パンダ五号:
あ・・・はい、ありがとうございます(笑)

パンサー:
世界観はどのように決めましたか?

パンダ五号:
前作の舞台となったのは鬼無宿(きむじゅく)というノスタルジックな街だったんですね。なので、時代設定を考えたときに、続編だからといって2011年の現代を持ってくると、旋風の用心棒としては新しすぎて雰囲気がでてこないんです。そこで、今回はあえて時代を古くして戦後のゴタゴタの残る、1960年代にしました。その方が、丈児が暴れ回っても、おかしくない世界観になっているのではと思います。  舞台設定でいえば、今回の神宿(かみじゅく)は、横浜をイメージしています。山があるのはもちろんですけど、敵の本拠地が港を中心にしているので、港があって、列車があって、古い時代の名残がある街と言えば、横浜というのがまず思い浮かびました。もともと親戚が横浜にいて、昔からなじみのある土地だったので、その体験が役に立っています。

バンジージャンパー:
そういえば、パンダ五号さんは結婚式も横浜でしたよね。

パンダ五号:
そうなんですよ。個人的には本当にイメージしやすい土地ですよね(笑)

(南神宿イメージ)

パンサー:
全体の設定がまとまるまでには時間は掛かりましたか?

パンダ五号:
そうですね。ただ、誰かがまとまったストーリーを考えて決めるというよりも、それぞれの考えてきたアイディアを土台にして、開発スタッフみんなで意見を出し合って練り上げていったので、ファンのみなさんが考える旋風の用心棒から大きくそれることなく、それでいて新鮮なストーリーができたのではないかと思います。
■特徴・ビジュアルのこだわり〜キャラクターを深めていくには?
ロデミ:
やはり、前作とのイメージや、パチスロでの演出に落とし込むことを考えていくと、設定を作るのも大変なんですね。実際、キャラクターの細かい特徴やビジュアルなどはどうやって決めていくのですか? たとえばキングなんかは、上半身を脱いで、筋肉がすごかったりしますが。

パンダ五号:
キングの場合は、ロバート・デ・ニーロみたいなイメージで、普段は白いジャケットを着て知的なんですけど、実際は脱いだらすごかった!みたいな。そんな意外性がプレイヤーにとっても面白いかなと思いました。

ロデミ:
…ロデミもそういうの嫌いじゃないですね(笑)

パンダ五号:
例えばそういったイメージについて要望があった場合、映像担当のたい焼きさんにグラフィックをお願いすることになります。

たい焼きさん:
そうですね。私の役割としては、みんながこういうキャラクターがほしいとかいったら、じゃあ、こういう服装で行こうとか、髪型や小道具など含め、具体的な要望をカタチにしていくことになります。だだ、自分なりに個性のあるキャラクターを作りたいので、スタッフのアイディアを刺激するような工夫をしたうえで提案するようにしています。

ロデミ:
じゃあ、腹筋とかの線もこんな感じでとか、決めていくんですか(笑)

たい焼きさん:
いや、まあそんな感じです(笑)

パンダ五号:
たい焼きさんは非常に絵が上手くてですね、実際、僕たちが、適当にこんなのがいいとか、もっと胸を大きくとか、オーダーすると次の日に、描いてきてくれて、こんなの? こんなの?ってみせてくれるんですよね。なので、適当に口にしたことを具現化してくれる人がいたので、まとまりは早くて助かりますね。

ロデミ:
クィーンは、どういうオーダーだったんですか?

パンダ五号:
クイーンは、胸がガッと開いた服装にしてほしいというオーダーはありましたね。

ロデミ:
・・・個人的趣味ですか?

パンダ五号:
いや、私の意見ではないんですが(笑)

たい焼きさん:
そうですね、実際は「胸がガッ!」ってこと以外にも、くのいち系であるとか、長い日本刀を持ったりとか、悪女的であるなど色々な設定もありましたので、自分のひきだしからイメージして提案しました。胸の露出については、最初はおヘソくらいまでチャックが開いていたんですが、大人の都合で、徐々にチャックが上がっていったという経緯はあります(笑)

ロデミ:
個人的趣味だけではダメな場合もありますね(笑)

パンダ五号:
いや、私の趣味ではないんですが(汗)

パンサー:
それでは、一番思い入れのあるキャラクターというのはありますか?

パンダ五号:
・・・思い入れのあるキャラクターですか−。うーん、誰でしょうね。

バンジージャンパー:
彼の場合、とにかくみゆきちゃん一筋ですよ

パンダ五号:
・・・いやあ、実はそうなんですね(テヘ

ロデミ:
もしかしてJK好きなんですか?(笑)

パンダ五号:
いや、嫌いではないんですけど(笑)あくまで、個人的趣味ではなくてですね、物語での重要性といいますか。例えば、丈児だけでストーリーを展開させると、単調になりやすいんです。そこに、みゆきというヒロインがいて、丈児と親しくやり取りすることで、世界が広がっていき、プレイヤーにとってもなにか伏線があるんじゃないかと想像して頂く余地が増えるんですね。そういったキーパーソンは絶対必要なんです。とはいえ、まあ、カワイイですから、それも重要ですね(笑)

ロデミ:
すると、みゆきがピョコンと振り返る演出なんかでキュンとしたりは・・・

パンダ五号:
いやあ、ドキドキしちゃいますね−(笑)

バンジージャンパー:
だから、あそこの作画が多いのか・・・。

パンダ五号:
いや、あそこはたい焼きさんがやったんですよ!

たい焼きさん:
(笑)

パンサー:
特に見て欲しい演出とかあるんですか。みゆきで(笑)

パンダ五号:
うーん、一番好きなのは、旋風チャンス中の逆転のシーンですね。北斗の拳でいえば、リンが「ケーン!」っていうシーンなんですけど、みゆきが「丈児さん(キュン)」て感じででてくるんですよ−、もう、たまらないですよね(笑)

たい焼きさん:
ホントあそこには、映像でもこだわってましたよね・・・。

パンサー:
みゆきは前作もヒロインでしたが、今回の設定は?

パンダ五号:
20歳前後の丈児からみて妹分的な形にしたかったので、17歳くらいの高校生を設定してますね。あと両親が残した神社で巫女をやってます。

バンジージャンパー:
巫女も趣味だよね?

パンダ五号:
いやあ、違いますよ−。なんか変な汗かいてきたな(笑)

ロデミ:

そういえば、みゆきが温泉にでてくるシーンもありましたよね。

パンダ五号:
よくぞ聞いてくれました。それもこだわりある大事なシーンなんですよ。前作でも女将さんと丈児が飲み比べをするシーンがあるんですけど、やっぱりプレイヤーとしては、みゆきもでてほしいんじゃないかなと思いまして。ただ、彼女はお酒は飲めないので、いろいろ考えたときに、やっぱり、ラムネかなと思いまして。ラムネですよね、たい焼きさん!

たい焼きさん:
いや〜わからないなぁ(笑)
(絵コンテからもラムネのこだわりが見える!?)

ロデミ:
ラムネってのはやっぱり萌えポイントなんですか?ビー玉が中に入っててうまく飲めないところとか愛おしいとか妄想したりして・・・。

パンダ五号:
はい、そうです(笑)・・・って、ただ僕の趣味だけでラムネ飲ましたり、スクール水着を着せて温泉に入れているわけではなくてですね、ストーリー上、非常に意味があるんですよ。

ロデミ:
・・・スクール水着なんですか。

パンダ五号:
・・・はい、そうです

ロデミ:
・・・はい。ではストーリー上で、大事だという意味は?

パンダ五号:
それはですね・・・

バンジージャンパー:
あー、すみません!その辺は、ネタバレになりますので、是非、実機や、マイスロでの小説を、楽しみにしていてください。

パンダ五号:
そうですね。本当に深い意味があるので、是非、よろしくお願いします。

ロデミ:
さて、パンダ五号さんのインパクトが強かったので忘れてしまいましたが、たい焼きさんや、バンジージャンパーさんの思い入れのあるキャラクターも伺ってよろしいですか?

たい焼きさん:
ジョーカーですね。かっこよさを追求して、2丁拳銃、服装、髪の色を含めて細部にこだわりました。

バンジージャンパー:
私はジャックですね。

パンダ五号:
僕もジャックは好きなんですよ、ただ、あ・え・て、誰かと言われると・・・みゆきかな?というだけです(笑)

一同:
(笑)


<続きます。次回UP8月1日予定>